ケフィアの歴史
ケフィアの歴史はコーカサス地方の牧夫が山で搾った牛やヤギのお乳を皮袋
に入れて、馬の背中に乗せて揺られて帰る間にお乳が日光で温められながら
撹拌されて、夕方の冷気で冷やされたことで偶然に粒状の球菌つまりケフィア粒
ができたと言われています。
イスラム教の始祖マホメットがケフィアの元になる菌類のかたまりを持ち歩いていて、
その製法をコーカサス山脈に住んでいる人々に教えて回ったと言われています。
ケフィアとは「安寧」つまり、安らかで健やかであるという意味のイスラム語で、
ペストやコレラなどの伝染病が流行した時代に、ケフィアの効き目はあらたかで、
文字通りに人々に安寧を与えたことで、布教活動に大変役立ったと伝えられて
います。しかし、製法の秘密をマホメットは他者に教えることを厳禁したと
伝えられています。
旧ソ連では、1970年頃から病人の治療食として、ケフィアの一面が注目され
始めて、医療目的に用いられるようになったのです。
ソ連アカデミー微生物中央研究所が1982年にケフィアの工業生産に成功したのが
きっかけで、ケフィア・ブームが起こって、東欧諸国からドイツ、フランス、イギリス、
アメリカ、カナダ等にも広がりました。これらの諸国では現在、乳業メーカーの
ケフィアの製造・開発が行われています。
近年に至るまで、ケフィアの存在は広く知れ渡ることはなかったですが、1982年頃
から日本でも長年に渡る研究の結果、工業生産にこごつけることができました。
日本でのケフィア・フィーバーも起こるべくして起こったと言えます。